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鉄拳白書

3D格闘ゲーム『鉄拳』に関して想うことをダラダラと書き綴るblog

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攻略本・鉄拳タッグトーナメント2 拳怒重来

 買う人はもう買っちゃってて今更かもしれないけど、先週出た攻略本の内容をば。


kendo
    鉄拳タッグトーナメント2 拳怒重来


 表紙は仁。タイトルもいつものように四字熟語をもじったものなんですが、何気に今回の「拳怒重来」ってタイトルは上手くTAG2を表してますね。これはグッジョブ! 変換しにくいけど…
 でも、総ページ数が192Pでお値段1680円ってのは、ちょっと高くないですかね? 2/3くらいはモノクロページですし。鉄拳6攻略本「初志貫鉄」のときは1750円で400ページだったことを考えると、今回のは値段の割にはボリューム不足が否めません。

 全体の構成に関してですが、やはりというかなんというか、今回も目的のキャラのページに辿り着くのが非常に面倒で、いちいち表紙裏の目次を参照しなければなりません。なんでページの端にインデックスを付けないんですかね? 他の攻略本では当たり前のようにやってるのに。
 できないのならせめて技紹介と対戦攻略のページを連動させて欲しかったです。

 あとこれもまぁらしいと言えばらしいのですが、今回も結構誤植があるみたいですね。単に技名やコマンドの間違いならともかく、フレームの数値が違ってたりすると確認が難しいから厳しいですよね。
 いつものようにinaさんが正誤表をまとめてくれてるので、一度は目を通しておいたほうがいいかも。
拳怒重来 正誤表(ina tekken)
 もう鉄拳の攻略本は発売前にinaさんにチェックしてもらった方がいいと思うんだ。


以下内容。

・ゲームシステム解説 1P~22P
 まずは基本的なシステム解説。特に今作の特徴である一連のタッグシステムに関しては入念に解説されています。

・主要技解説 23P~108P
 これまでアルカディアムックと言えば全ての技の写真を載せるのが通例でしたが、今回とうとう主要技のみの掲載となりました。これからはこの形式で行くんでしょうか。
 1キャラにつき見開き2ページで、写真が掲載されている技の数は各キャラ大体50個前後。右アッパーやライトゥーといった通常技が載っている場合もあります。そのうち文章で解説されているのは20~30個くらい。全部確認したわけではないのですが、旧キャラに関しては今回追加された新技はほとんど掲載されているみたいですね。
 写真が載っている技は発生フレームとガード・ヒット後の硬直フレームも掲載されています。これはありがたい。
 それとは別に反撃ポイントとして各キャラ10個の技のガード硬直Fとガード後の状態、だいたいの距離なんかもまとめられています。

 また今回は技名のところが色分けされていて、立ち回りで使う技・主要コンボ始動技・崩しに使う技(要するに下段)・確反に使う技・投げ・その他というようにそれぞれ分類されていて、結構見やすい構成になっています。

 難点を言えばダメージが載っていないことと、解説されている技が探し難いことでしょうか。せめて番号でも振ってくれればよかったんですが。

・対戦セオリー 109P~119P
 キャラ別の対戦攻略の前に、一般的な対戦攻略。立ち回りやコンボ、起き上がり等のセオリーが解説されています。
 この他にも各キャラクターの相性や、壁アサルト推奨技の一覧なんかも。

・対戦攻略 120P~160P
 キャラ別の対戦攻略記事は、各キャラ公平に1ページずつ。ページの半分強がコンボ紹介なので攻略自体は少なめですが、文字が小さいので前回と比べてそれほど文章量が減っているというわけではありません。
 冒頭で大まかなキャラクタータイプ(攻撃重視とかコンボ重視とか)が示されていて、タッグパートナー選びを意識した構成になっていますね。

 まず攻略記事の方ですが、半分が基本戦術の解説とパートナー選びの指針。このキャラはこういう特徴があるから相方はこういう性質のキャラがいいよ、みたいな。
 残りの半分は起き攻めや壁攻め、あるいはそのキャラ特有の攻め方が解説されています。

 コンボ紹介は各キャラ10種類。そのうち5個くらいがソロのコンボで、2つが下段さばきと壁コンボ、残りの3つくらいがタッグコンボ・タッグアサルトとなっています。タッグコンボのパートナーは結構適当なので上手く持ちキャラと合えばラッキー程度な感じ。まぁこればっかりは仕方ないですかね。全キャラ全パートナーのコンボ載せてたら凄まじい量になりそうですし…。
 あと細かいことかもしれませんが、コンボ”レシピ”という用語が多用されてて、個人的にはちょっと違和感が…。ネットではよく使われますけど、これからは商業誌でも使われるようになるんですかね。

・技表 161P~192P
 締めはいつものように技表。ダメージはここに載っています。


 ぶっちゃけ私にとってアルカディアの攻略本は写真付きの技表が見られればそれでいいや的な感覚だったんですが、今回は意外と(と言っては失礼ですが)悪くないかも。
 なんだかんだ言いながら、初心者さんはもちろん初・中級者にとってもサブキャラやパートナー選びに一役買ってくれるんじゃないかなと。
 もちろんあくまで私の主観なので、人によっては「この程度のことはwikiやキャベツ見ればいいじゃん」と言う人もいるかと思いますが、紙媒体でこういう本も必要だと思うんですよね。そもそも最初に出る攻略本に、上級者にも通用する高度な攻略なんて誰も求めてないでしょうし。

 欲を言えばもっとボリュームが欲しかったとか、せめて新キャラの技紹介は全部やって欲しかったとか、もっとたくさんコンボ紹介してほしかったとか、多様なプレイスタイルを提示してほしかったとか、アイテム情報も欲しかったとか、開発者インタビューも欲しかったとか…、まぁキリがないわけですが、一家に一冊あっても損はない本にはなってるかなと思います。


 折を見て2冊目も出して欲しいけど…、多分無理だろうなぁ。

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鉄漫-TEKKEN COMIC 1巻

 Web上のウルトラジャンプエッグに連載されている、「鉄慢」(高遠るい)が単行本化されたので購入。とりあえず「鉄拳」の名のつく本は買わずにはいられない(笑

tetuman
鉄漫-TEKKEN COMIC 1 (ヤングジャンプコミックス)


 表紙が某ジャンプ漫画を彷彿させるモノクロのラフっぽい絵なんですが、元々こういうデザインなんですよね? 他のカラフルな漫画と比べると逆に目立つ、…かもしれないけどこの本ほとんど平積みにはなってないんだよなぁ。
 タイトルが素直に「鉄拳」じゃないのは、過去に一度漫画化されてるのが関係あったりするんですかね? 鉄拳 1―闘いの彼方に (GOTTA COMICS)鈴木けい一(Amazon)

 作者の高遠るいさんは過去にソウルキャリバーのWEB漫画も描かれているので、その辺からBナムコとは関係があった人みたい。すいません、私全く知りませんでした。
マンガでわかるソウルキャリバーその1(GAMESPOT JAPAN)
高遠るいDIARY

 ストーリーは全世界に宣戦布告した三島財閥当主・風間仁に対して飛鳥が喧嘩を吹っ掛けることに始まり、様々なトラブルに巻き込まれていく飛鳥を中心に進められています。全体的にコメディタッチで、良くも悪くも今のところあまり深い話(?)ではないですね。コメディ4割:バトル4割:シリアス2割といった感じ。
 今回の1巻には第1話から第5話までが掲載されていて、その他に書き下ろしが4ページ。今現在ウルトラジャンプエッグのサイト上に6話と7話が無料公開されているので、これで全話読むことができます。

 登場キャラクターは主人公の飛鳥をはじめとして仁・リリ・レオ・ポール・ロウ・シャオ・スティーブ・マードック・エディ・ボブ・ミゲル・クマが1巻に登場し、書き下ろしにはカズヤ、最新の6・7話にはアリサ・ザフィーナ・ラースが登場します。その他にもキング・ニーナ・ブルース・ドラグノフ・レイヴンがちょこっとだけ出てきます。このうち話の本筋に絡んできそうなキャラは飛鳥と仁、後はリリ・レオ・エディ・ラース・ザフィ・カズヤあたりでしょうか。
 キャラ設定は基本的にゲーム準拠ですが、所々アレンジされてます。レオがリリの執事になってたり、シャオが大会のレポーターやってたり。やや無理やり登場させてる感じはしますが、まぁこの辺は仕方ないですかね。たくさんのキャラを絡ませないといけないし。

 展開が多少強引なので、ストーリーをじっくり楽しむ方向性の漫画ではないのかも。そういう意味では鉄拳らしいっちゃらしい。
 鉄拳のことを全く知らない人はちょっと楽しめないかもしれませんが、その分鉄拳好きにはたまらないかと。少なくとも私は楽しめました。もうゲーム中の技が再現されるだけでニヤニヤが止まらない(笑


 1巻ではコメディ多めの割に、最新の7話ではラースを中心にシリアスな雰囲気で話が進んでいるので、今後どういう展開に持っていくかはちょっと予想しにくい感じですが、とりあえず今後にも期待です。



ちなみに作中に登場する主だった技はこんな感じ。キャプが下手なのは仕様です(笑

arara
飛鳥の阿羅々木(3LPRP)。いきなり出してるので蘭月(66RP)のような気がしないでもないですが、本人が阿羅々木言うてるので。ちなみにこの後コンクリに叩きつけようとします。飛鳥さんパネェ(笑

sumire
菫刈(4LPカウンター)。この技、膝かっくんの原理だったのか。

spain
リリのスパインシュート(66LK+RK)。なんか下半身しか回転してないような。
ていうか足デカっ!

stamp
シャットアップスタンプ(3RKRK)。1発目はフェイント扱い。
この他にもリリはバーティカルアクシズ(LK+RK)とかホライズンスライド(しゃがみ中3LK)とかいろんな技使ってます。作者リリ使い?

leo
イメージとしてはレオの金剛華山托天掌(3LP+RP LP+RP 236RP)…かな? なんかちょっと違うような気も。
最後だけ見れば背折靠(4LP+RP)なんですが。

bob
ボブのギガジャッカー(6LP+RP)。ボブはちょっとわからない。

miger
ミゲルのエンドブロック(SS中3RP)? ごめんミゲルもちょっとわからないんで。

3nin
最後は3人同時攻撃。
リリのバックプリップ(3LK+RK)は間違いないとして、レオは上歩撞拳(66RP)? 飛鳥のは石蕗(4RKRP)の1・2発目を同時に出した感じですかね。ブルースのティー・ソーク・カウっぽいですが。


 正直、中盤までは割とゲーム中の技に忠実な感じだったのですが、ミゲルvsボブ戦以降はちょっとわかりにくくなって、最新の6・7話ではもうまともに格闘しなくなってしまっているので、そういう意味ではちょっと残念かも。
 こういう鉄拳ファン向けのサービスシーンももっと増えないかなぁと個人的には思ったり。

攻略本レビュー:鉄拳6パーフェクトガイド

 去年の暮れにようやく鉄拳6の攻略本が発売となったので、遅ればせながらウチでもいつものように軽くご紹介。

tekken6pb
 鉄拳6 パーフェクトガイド (ゲーマガBOOKS)
【Amazon】

・デカい! 厚い! そして高い!
 大きさはアルカディアムックと同じAB版。思ったより大きくて実物見たときはちょっとびっくりしました。
 ページ数も464ページ(カラー420P)と大ボリューム。ウチの手元にある鉄拳攻略本では一番分厚いものとなっています。
 そのぶん値段も高くてなんと税込2730円。値段だけならエロゲのファンブック並み(笑
 いやしかし、鉄拳攻略本も2千円台後半ですか。昔は千円でお釣りがきたもんですが。

 執筆は鉄拳5PGのときと同じキュービストですが、奥付を見ると書いてる人はほとんど別人のようですね。
 内容はもちろん家庭用(PS3・Xbox360)鉄拳6を対象にしていますが、当然ながらアーケードの鉄拳6BRにも準拠したものになっています。元のゲームにサブタイトルが無いぶんちょっと紛らわしいかも。アルカディアの初志貫鉄のほうは絶版になっているので間違える人は少ないと思いますが。

以下内容。


・システム解説 30P
 操作方法から画面の見方、対戦のルールといったごく基本的なことに加え、各種細かいシステムの解説まで余すところなく解説されています。初心者さんはもちろんのこと、ある程度やり込んだ人にとっても有用なものがあるかもしれません。
 個人的には壁やられ・床破壊になる投げ技の一覧が有難かったですね。

・キャラクター攻略 304P
 おそらく本書のメインコンテンツであろうキャラクター攻略。
 各キャラそれぞれ対戦攻略(コンボ解説も含む)が2ページ、技解説が4~10ページ。(スタンダードなキャラはだいたい6ページくらい)
 攻略記事のほうは立ち合いの基本戦術と、構えや起き攻め・壁攻め等を主に解説した応用戦術に分かれています。内容はあまり突っ込んだ攻略ではないかもしれませんが、まぁ初心者さん向けの無難な感じですかね。この他に各キャラそれぞれ主要な技(12個)のフレーム表も載っています。(逆に言えば12個しか載っていないということでもありますが)
 ちなみに解説文の中では技名はすべてコマンド表記になっています。一見読みにくいですが、初心者さんからすれば技名よりもこちらの方がいいかもしれませんね。

 コンボ解説は各キャラ6つずつ。これは純粋な空中コンボで、壁コンボや運び重視のコンボ、下段さばきからのコンボは別枠になってます。
 紹介されているコンボはダメージ重視のためか結構難易度の高そうなものが多いですね。多くのコンボに前ダッシュや横移動等がはさまれています。一応解説文のほうに「○○を□□にすれば難易度が下がる」みたいなことが書かれているものもありますが、初心者さんがいきなり挑戦するにはちょっとハードルが高いかも。

 技解説のほうはすべての技の写真と、主要な技の解説が載っています。解説されている技の数は各キャラだいたい30弱から50個前後。
 形としてはアルカディアの攻略本と同じなのですが、技の写真に解説文の番号が付いているし、フレーム表にある技もわかるようになっています。さらにバウンド技やホーミング技の表記もあるので、アルカディアと比べるとずいぶん見やすい構成になっていますね。

・シナリオキャンペーン攻略 24P
 家庭用オリジナルモードであるシナリオキャンペーンの解説。細かいシステムの解説やマップ別の攻略はもちろん、各キャラのお勧め技やNANCY-MI847Jの技も載っています。NANCYって挑発も持ってたんですね(笑

・カスタマイズアイテム 58P
 各キャラのアイテムが全て画像付きで紹介されています。さすがに色違いまでは掲載されていませんが。
 加えてエクストラコスチュームのデザイン画も掲載されています。

・データベース 43P
 ギャラリーデータと各キャラの技表。ココだけモノクロ。


・総評
 大ボリュームの攻略本なのですが、そのほとんどが技紹介&解説にあてられていて、そのぶん対戦攻略が割を食ったという印象。(労力的な意味も含めて)
 各キャラ2ページの対戦攻略ページにはコンボやキャラのプロフィールも含まれているので、実質的な攻略は1ページ弱しかありませんし、キャラ対策の解説もありません。鉄拳5PGと比べて版型は大きくなりましたが、攻略ページの文章量はさほど増えていない、というかむしろ減ってる感じです。
 コンボも初心者さん用に各キャラ1つくらい簡単なもの(単純に技をつなげていれば入るもの)があったほうがよかったように個人的には思いますね。(一応キャラによっては簡単なものもあるにはあるんですが)
 さらに欲を言えば、息抜きに読めるライターさんのコラムや開発者のインタビューなんかも欲しかったところ。

 ただ技解説のほうは充実してますし、全ての技の写真が載っているので「技図鑑」としてはとても有用だと思います。やはり技の写真があるとイメージしやすいですし。
 構成も見やすいですし、ページの端にキャラクターのインデックスが付いているので目的のキャラのページへ簡単にたどり着きます。(こういう当たり前のことをアルカディアも早く取り入れてほしいところ)
 大きな本なので、机の上に広げたまま置いてゲームをプレイしながら読めるというのも何気に使いやすいですね。


 すでに全てのキャラの技が頭に入ってる人には必要ないかもしれませんが、家庭用から初めて入った人やこれからサブキャラでも始めてみようかという人には(値段に目をつむれば)お勧めの本だと思います。

 というか今のところ鉄拳6(BR)の攻略本はこれしかないんですけどね…。

格ゲーの攻略本はもっと面白くあってほしい

ゲームの攻略本ってなぜか読んでて楽しいよな(VIPワイドガイド)
これはわかるなぁ。確かに攻略本って読んでるだけでも面白いですよね。

ただ鉄拳に関して言えば、私としては最近の攻略本はあんまり面白くないというのが正直なところ。
多少懐古主義の思い出補正もかかってるかもしれませんが、昔の鉄拳攻略本は今読んでも面白いと思うんですよ。
ライターさんのコラムがあったり、実際の格闘技の解説があったり、ゲーメストのムックでは読者投稿コーナーなんかもありましたね。

もちろんおまけ的な内容だけではなく、攻略内容自体の方向性というか着眼点みたいなものが、今と違って「勝つため」だけでなく「楽しむため」の攻略に主眼が置かれているのもあって、読み応えがありました。
その中でも一番典型的なのが鉄拳3時代に卍党(ザ・プレイステーション編集部)の出した『TEKKEN3,THE MASTERS 2nd.』という攻略本。
主だった攻略記事の見出しを抜き出してみると、

 「ジャンプを使ってフェイントをかけよう」(仁)
 「相手を翻弄する右構えからの攻め」(ファラン)
 「虚実織り交ぜて相手をだまそう」(ロウ)
 「相手を惑わせる構えのポイント」(レイ)
 「相手を惑わすための技術」(吉光)
 「お笑い技にもこんな使い道が」(クマ)
 「地斬脚フェイクで相手をあざむけ」(平八)

こんな感じで、「惑わす」とか「フェイント」といった要素が頻繁に見られるんですよね。この他にも、一見使い道がなさそうな技を活用しようとしたり、コンボに関しても(当時としては)様々なバリエーションを掲載したりしています。

これと比べるのはちょっと酷かもしれませんが、最近のアルカディア攻略本『鉄拳6攻略本上巻 初志貫鉄』ではどうなっているかというと、

 「冷血な二択」(カズヤ)
 「暴れた数だけ強くなる」(飛鳥)
 「浮かせてナンボ」(ファラン)
 「リスクは最小限に」(ジュリア)
 「何よりもまず浮かせること」(ニーナ)
 「本能に任せた二択を……」(アンナ)
 「チクチク下段で削ろう」(ペク)

・・・なにこの面白くもなんともない攻略(笑

いやまぁ”攻略本”としては決して間違っているわけではないんですが、あまりにも味気なさすぎですよ。本文を読んでも、”フェイント”とか”翻弄”みたいな要素がまったく無いわけではないものの、大半は「この状況ではこの技が強い」とか「これとこれで2択をかけろ」みたいなことしか書いてない。
特にファランみたいなキャラは、膨大な技に加えて複雑な構えへの派生技が絡み合い、鉄拳でも1・2を争うテクニカルキャラのはずなのに、それが言うに事欠いて「浮かせてナンボ」ってそれはいくらなんでも・・・。(もちろんフラミンゴ等の解説も一応してはあるんですが)

まぁ元々攻略本ってのは初心者向けのマニュアル的なものだから(最近は特に)、味気ない基本的な攻略記事になってしまうのは仕方ないかもしれません。特に最近はキャラや技の数が多く、十分に紙面を割けないことも大きいのでしょう。(ちなみに「MASTERS 2nd.」ではコンボを含めた対戦攻略記事が各キャラ4~8ページ。「初志貫鉄」では新キャラ以外1ページ)

攻略本だけでなくアルカディア本誌での攻略記事でも、「○○の後に△△を出せば□□以外では回避不能」とか「○○の後に相手の起き上がり方次第で□□がヒット」といった重箱の隅をつつくような内容が多くてちょっとげんなりすることも。鉄拳では特にこういう攻略がかえってゲームの敷居を上げているようにも思います。
まぁ単に私の好みに合わないということかもしれませんけどね。「じゃあお前が書けよ」とか言われても困るし(笑

もちろんそういった攻略が間違っているとは言わないし、昨今は勝利重視・効率重視のプレイヤーも多いから読者の求めに応じた部分も多いのでしょう。そういう意味では鉄拳3時代は今とは真逆で、魅せる戦い方をする(目指す)プレイヤーが多くいたという土壌があったからこそ「MASTERS~」のような攻略本が生まれたのかもしれませんね。

今は昔と違ってプレイヤーの数も少なく、アーケード攻略本を出す出版社もアルカディア(エンターブレイン)以外は皆無に近い。さらにゲームシステムが回を重ねるごとに多量化・複雑化している中、なかなか冒険的な内容の攻略本を作るのは難しいかもしれません。

ただ最近の攻略記事を見て、「このキャラ面白そうだな」とか「こういう戦い方もあったのか」といったような感想を持つ人はまずいないんじゃないでしょうか。
編集方針、と言ってしまえばそれまでですが、どうせならもっと格ゲーの魅力を引き出すような攻略記事が読みたいと思ってるのは私だけなんですかね・・・。


最後に『TEKKEN3,THE MASTERS 2nd.』の冒頭に書かれていた序文を引用しておきたいと思います。(長いので一部省略)
今から見ると「何カッコつけちゃってんの?」とか「こんなのライターの自己満足だ」みたいに感じる人もいるかもしれませんが、私は好きですね、こういう方針。

我々にとって、「勝つ」ためだけの答えを出すことは簡単だ。
強い技を中心に紹介して、回避が難しい連携技を掲載するだけでいい。
そして、簡易で攻撃力のあるコンボを中心に羅列する。
それこそ、ゲームの対戦バランスのアラを突き詰めた攻略記事となるだろう。

プレイヤーの中には、そんな攻略を求める人もいるかもしれない。
しかし、これらの戦術には、「相手との駆け引き」という要素がない。ただの作業だ。

我々卍党は最高の遊び方を追求する。
勝利よりも技術。強いと言われるよりも、上手いと言われるための攻略を展開したい。
ゲームの楽しさを最大限に引き出せる技術を中心にした、対戦攻略記事を書いたつもりだ。

この本を参考に、さらに発展した戦い方を身につけてくれれば幸いである。


攻略本レビュー:鉄拳6攻略本 下巻 鉄頭鉄尾

うわぁ~~~


薄!


というのが手に取った者の共通した印象であろう鉄拳6攻略本下巻「鉄頭鉄尾」を遅ればせながら。

tettou
鉄拳6 攻略本 下巻 鉄頭鉄尾 (エンターブレインムック ARCADIA EXTRA VOL. 58)


先月の上巻「初志貫鉄」からわずか1ヵ月足らず、期待と不安と不安と不安のなか下巻の発売となりました。
タイトルは恒例の四字熟語(正しくは「徹頭徹尾」)ですがそれはまぁ置いといて、ボリュームが驚愕のわずか80ページ! 過去、格ゲーの攻略本で100ページ未満のものってありましたっけ?
もちろん今回はどちらかというと付録のDVD(2枚組)がメインなんだろうけど、それって「攻略本」と言えるんだろうか…。

極薄本誌の内容はコンボの紹介と付録DVD解説がちょこっと(6P)だけ。いやもうマジでこれだけ。コンボ以外のいわゆる攻略記事の類はありません。(ちなみにライター陣は「初志貫鉄」の時と同じ)
要するに、コンボ載っけて対戦動画つけてあとは自分で考えてねっていうスタンスなんですかね? いや別に悪いとは言いませんが。

・コンボパート
各キャラ見開き2ページでコンボを紹介。真ん中にどどんとコンボを載せて(一部写真付き)右ページの端に補足説明をつけるという形になっています。一応番号は振ってありますがちょっと見にくいかも。

コンボの種類は1キャラ当たり大体25個前後。もちろん純粋な空中コンボだけでなく、壁コンボやデカキャラ限定コンボもあり、中にはコンボというより確定追い打ちの範疇に入るであろうものもありますが、それを差し引いても数だけは結構ありますね。難易度によってランク分け(4段階)してあるのもわかりやすい。
コンボの内容にしてもなるべく技がかぶらないようにしてる節がうかがえます。バウンド後の技が典型的ですが、最大ダメージにこだわらず各キャラ最低でも2~3種類のバリエーションがあります。

ただ目新しいコンボというのは少ないかもしれません。全キャラはわかりませんが、少なくとも私の持ちキャラではネット等で既知のものがほとんどでした。まぁ今更斬新なコンボは発見しにくいし、これは仕方ないことかもしれないけど。
あと個人的には実用性優先のものばかりなのがちょっと寂しいところ。難易度にかかわらずある程度のダメージを見込めることが前提になっているようで、ダメージは少ないけど超簡単なコンボや難しい割に減らないといったコンボはほとんどないようです。
また、肝心のダメージ量も一部のキャラしか表記していないのは残念。技表があればある程度は推測できるとはいえ、出来ればすべてのコンボに表記してほしかったですね。

・付録DVD
付録というかどっちかというとこっちがメインかもしれない対戦動画を収めたDVD。2枚組で収録時間は275分。コンテンツは主にアルカディア杯と銘打たれた全キャラ参加トーナメントとトッププレイヤーによる東西対抗7on7の2つ。試合の半分くらいは副音声で実況(というか会場音声)付き。

アルカディア杯の方は1キャラ1名、総勢36名によるトーナメント戦。敗者復活戦もあるので各キャラ最低でも2試合収録されています。参加プレイヤーは編集部が選抜した面子になっているようです。
東西対抗戦は主に関東・関西のトッププレイヤー7人ずつによる勝ち抜き戦。平八が2人いる以外は使用キャラはバラけていますね。

どの試合もレベルが高くそれなりに見ごたえがあるかと思います。
ただオビや本誌中にも注意書きがありますが、システムのバージョンが古い(A69)のが残念。


・総評
初めは対戦動画付きの攻略本ということで鉄拳5DRのときの拳魂一擲のようなものを期待していたんですが、正直ちょっと期待外れです。
例によって誤植が多いのはまぁ諦めるとして(■鉄頭鉄尾 正誤表1 2 (ina tekken))、コンボはネット等で既出のものが多いうえにダメージ表記がないキャラも多く、対戦動画は前バージョン。わざわざ上巻と分冊化して発行する意味もわからないし、はっきり言ってこの本だけでは”攻略本”の体をなしていません。
だいたいコンボ”しか”載ってない格ゲーの攻略本なんて前代未聞です。しかも1キャラあたり2ページだけ。基本的なコンボなら上巻の初志貫鉄だけで十分に事足ります。

メインは対戦動画だとしても、今日び対戦動画なんてネット上で山のように配信されているのでわざわざ動画のために買うような人はそう多いとは思えない。「トッププレイヤーの大会動画」という点を加味するにしても闘劇や軍総杯のようなオープンな大会ではなく、あくまで編集部が選抜したプレイヤーによる言ってみれば内輪の大会。しかもシステムのバージョンが古く、「後はバージョンに合わせて自分なりにアレンジしてあげよう」ってのは攻略本としてどうなんだ?
読者に戦い方を自分で考えさせるってのは悪くはないとは思うけど、それならばせめて新旧のバージョンの違いを各キャラ明記すべきだったのではないでしょうか。

どうせDVDをつけるならアルカディア本誌や闘劇魂にあったように、コンボや基本的な動きを収録した動画を期待したのは私だけではないはず。
もし各キャラごとにコンボと対戦攻略を動画で解説してくれたらこれほどわかりやすいものはないと思うのですよ。キャラが多いから大変だろうとは思うけど、わざわざ遠くからプレイヤーを呼び集めてゲーセン借り切って対戦動画を収録するのと比べても、そうムチャクチャ手間がかかるとは思えない。
あと動画なら誤植の心配も少ないしね(笑

百歩譲って対戦動画をつけるにしても、ちゃんとした攻略記事を書いた攻略本につけるべきでしょう。それこそ拳魂一擲のような。
闘劇魂Maxのときは初めから大会動画目当てだから文句は出ないでしょうが、攻略本のメインコンテンツとして売るのはちょっとどうかと思います。こういう構成でよく編集部がGOサインだしましたね。
というかむしろ「最初は分冊する予定はなかったけど、製作費が回収できないから上下巻構成にしたんじゃないか?」なんて邪推をしてみたり。


いやなんというか、お世辞にもお勧めできるとは言い難いものとなってしまいました。正直、攻略本買ってがっかりしたのってこれが初めてです。新しくキャラを始める時にコンボや動画を探すのがめんどくさいって人には使えるかもしれませんが。
延びに延びたバージョンアップとか上巻から1ヵ月足らずの発売スケジュールとか、いろいろと事情を察することはできますが、もう少し何とかならなかったもんですかねぇ…。


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