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鉄拳白書

3D格闘ゲーム『鉄拳』に関して想うことをダラダラと書き綴るblog

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「 再 会 。」 tekken ver.

鉄拳デビューした頃に出会った、シャオユウ使いがいた。
当時俺はカズヤ。まだ受身確定もよく知られていなかった頃だったと記憶している。

段位戦も盛んで、同段位者を見つけたときは、問答無用で連コするのが常だった。
毎晩続く対戦。いつしか、固定メンバーが出来上がっていた。
カズヤ・カズヤ・ステブ・シャオ・レイヴン・アンナ。ようやく、全員が漢字段となった。

かなりの時間を共に過ごしたメンバーは、遠征も一緒にした。
初めての大会では、1回戦で全滅したりした。
団体戦で初勝利した時のみんなの歓声を今でもハッキリ覚えている。
記念にと、みんなでチームを作った。
リーダーはジャンケンで負けたシャオがつとめることになった。

楽しかった。いつまでも、このままでいられると思っていた。
が、シャオが拳達になった頃からだろうか。だんだん、お互いに距離ができていった。

原因はシャオ。
元からおっとりしていた彼女は、毎日繰り返される、
殺伐とした段位上げにだんだんついてこれなくなったのだ。
早く強くなりたい、早く上へ行きたい、と考える他のメンバーとの間に、
いつしか越え難い溝ができてしまった。段位差がつきすぎてしまったのだ。
ある日、彼女は突然宣言する。
「ごめんなさい、もう、私では相手にならない。他のメンバーを探して」……と。

彼女の宣言前から、他のメンバーもバラバラになり始めていた。
お互いに競うように段位を上げ続けていた。
今、思うと、なぜあんなに焦っていたのか、自分でもわからない。
ただ、熱にうかされたようにして強さだけを追い求めていたように思う。

チームからも一人抜け、二人抜けして、ついに俺も他のチームに移ってしまった。
やがてカズヤが鉄拳王に。DRの発売まで、まだまだ時間があった頃だ。
当面の目標を達成した俺は、処理がしやすいから、と平八を上げ始めた。

そしてDR発売。平八も修羅になった。
新ゲーセンに行こうと思い、いざという時に処理のしやすい、平八のままで対戦することにした。

車に乗って、県境を越え、見知らぬ町へ。地図はない。どこに何があるのかさえ知らない。
とりあえずさまよってみよう、とウロウロしていたら、偶然大きめのゲーセンを見つけた。
その店に入って、もうひとつ、見つけたものがあった。……かつての仲間だったシャオ使いだ。

彼女はパンダコスのシャオを使い、ひとりでCPU戦をしていた。
一瞬垣間見た画面には、見覚えのあるチーム名が。昔、みんなで作ったチームだ。
いや、似たような名前のチームはいくらでもある。
だが、なんとなく、みんなで作ったやつだ、と直感した。

彼女が俺に気づいた。にっこり微笑む彼女。
「おひさしぶり。元気そうだね^^」

なんとなく気まずい思いをしている俺に気づいたのだろうか。
彼女はちょっと悲しそうな表情をする。
「あの時はごめんね。だけど、どうしても謝りたかったの。
いつか、会えたら、あなたにだけは伝えておきたいことがあったの」

筐体の光を受けながら、彼女はポツリポツリと話し始める。
あれから何があったのか。あの時何を思っていたのか。

彼女は、対戦相手を求めてゲーセンに通っていたのだという。
当たり前のことだ、俺もそうなのだから。
だが、彼女にとっての対戦とは、俺が考えるものとは違っていたようだった。

「はじめの頃は楽しかった。右も左もわからない中、みんなで考えて対戦していた」
「けれど、ある程度勝てるようになった頃から、
毎日同じ作業の繰り返し。みんなに余裕がみえなかった」
「車に乗って、みんなであちこち、遠征できると思っていた。
けれど、みんなは段位上げに夢中だったから……」
「私は、もっと色んなゲーセンを回りたかった。
きっと、どこかにまだ、対戦してない人がいるはずだから。
そんな時間をみんなと共有できたらいいと思っていた」
「みんなで闘劇予選に行ったときのこと、忘れていないよ。
あの時の興奮を、もう一度みんなと……」

ここまで聞いたとき、ショックを受けた。
闘劇には確かに興奮した。
だが、あの後、新しい対戦相手を見て興奮することなんてあっただろうか?
初めて行くゲーセンでも、ただの狩場としてしか考えていなかったはずだ。
かつては俺もそうだった初心者との対戦も、
今の俺にとっては、同段戦の邪魔になる、ただの面倒な作業でしかなかった。
いつから、あの頃の純粋な興奮を失ってしまったのだろう?

みんなで作ったチーム。最後まで残ったのは、レイヴンだったそうだ。
だが、今では彼女一人きり。けれど、彼女はずっと守り続けていたそうだ。
「だって、これは特別なチームだから。何度も他のチームに誘われたけど、断ったよ。
いつ、誰かが戻ってきても、おかえりって言えるように」

俺は恥ずかしくなった。これまで、ずっと彼女のことを忘れていたのだ。
もちろん、他のメンバーのことさえ。
Passもとうの昔に忘れてしまっていた。

「一人であちこち回って、新しい相手を見つけるたびにブログに書いていたんだ。
一人言にしかならないんだけどねw」
「色んな人と戦ったよ、やたら面白い動きの吉光とか、
どんな時もひたすら投げを狙ってるキングとか……」

これまで誰にも聞いてもらえなかったであろう話を、嬉しそうに俺に話すシャオ。
同時に、俺はひどくうらやましくなった。彼女の表情が、とても生き生きとしていたから。
俺がとうに失くしてしまった「遊び心」を、彼女は確かに持っていた。

おずおずと彼女に申し入れる。
差し支えなかったら、もう一度、チームに入れてもらえないか、と。
今度彼女が遠征に出かけるときは、ぜひ一緒につれて行ってくれないか、と。
ずうずうしい、身勝手な願いだということは百も承知だ。

彼女はにっこり笑うと、すぐにPassを教えてくれた。
なつかしいチーム名。さっそくそれを使って対戦する。
コメント欄の文字が目に付いた。
「おかえりなさい。そして、ようこそ、感動と興奮の鉄拳の世界へ。」


えーっと、
スミマセン

知ってる方も多いかもしれませんが、コレ、随分昔にFLASH作品にもなったFFXIの有名なエピソードを無理やり鉄拳に改変したものです。
所々ちょっと苦しいんですけどね。コメント欄にあんな長文入んないし(笑

本家はこちら
FFちょっといい話書庫
「 再 会 。」(超有名FLASH。音が出ます)

私はFFXIはもとよりネットゲームの類も全然やったことないのですが、初めてこのFLASHを見たときには恥ずかしながら号泣しちゃいました。
(FF用語がわかんない人はコチラを参照→■FF11用語辞典
こういうハナシはやっぱりどのゲームにもあるもんですね。

RPGのレベル然り、鉄拳の段位然り、他人との実力差が明確に表示されてしまうとどうしてもその数字に拘ってしまいますよね。
それ自体は別に悪いことではないけど、たまには肩の力を抜いて色んなトコに行って色んな人とゲームして楽しみたいもんです。

テーマ:鉄拳 - ジャンル:ゲーム

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