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鉄拳白書

3D格闘ゲーム『鉄拳』に関して想うことをダラダラと書き綴るblog

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勝負に美学は必要か

先日行われた北京オリンピック。
なんだかんだ言われながら、私も毎日のようにTVで観戦・興奮してました。
特に日本のお家芸・柔道は注目度の高い種目なのですが、ここ最近は柔道の”スポーツ化”に対し色々と物議をかもし出すことも多いですね。

「一本」か「勝利」か。 日本柔道の未来はどっちだ?(R25.jp)

要するに常に”一本”を狙う日本古来の柔道と、ポイントを取って時間切れ優勢勝ちを狙うヨーロッパスタイルの”JUDO”、どっちがええねん?という話。
この話でよく比較されるのが今回のオリンピックで金メダルを取った女子63kg級の谷本歩実選手と男子100kg超級の石井彗選手。両者とも金メダルという結果を残した選手なんですが、その考えや柔道スタイルは対照的で、谷本選手は頑なに”一本”を狙う柔道を貫き通したのに対し、石井選手はあくまで勝ちにこだわって相手の動きを封じてポイント勝ちを狙う”JUDO”スタイル。

[一本勝負の女] 谷本歩実 JUDOではなく柔道で。
[異色ヒーローの誕生] 石井慧 結果がすべての男。(NumberWeb)

人によって好みや考え方に違いはあるだろうし、どちらのスタイルが正しいかどうかなんて決められるわけがない。私自身柔道の経験は全くないので、技術的なこともわかりません。
その上で個人的な好みを言わしてもらえば、やっぱり日本代表である以上”一本”を狙う日本の柔道の素晴らしさを世界に知らしめてほしかったし、見栄えという点からいってもシドニー五輪金メダルの井上康生選手のように豪快な一本勝ちを見たかったですね。

もちろん石井選手にしても別に一本勝ちを全く狙ってないわけではないとは思います(準決勝まではオール一本勝ち)。決勝の相手が自分よりもはるかに大柄な選手だったことも大きかったかもしれない。また周囲からのプレッシャーも相当なものだったのでしょう。
谷本選手にしてもあれだけ綺麗に一本勝ちできたのは、相手がしっかり組んで技をかけてくる日本スタイルの選手だからこそであり、他のヨーロッパ選手のようなタックル中心のレスリングスタイルの相手ではなかなかそう上手いこといかなかったかもしれない。

それでもやはり自分としては「勝ち方より勝利が大事。勝った人間が強い」という選手よりは、「これから柔道をする子供たちにも、一本をとる柔道をしてもらいたい」という選手のほうが共感できるし応援したいですね。
こう言ってはなんですが、谷本選手のような試合を見て柔道を志す人はいても、石井選手の試合を見て柔道を始める人ってまずいないのではないでしょうか。
石井選手を批判するつもりは毛頭ないけど、今後もし”JUDO”スタイルの選手が日本でも増えてしまうと、”YAWARA!"を読んで育ってきた人間としてはちょっと寂しいものを感じます。石井選手の試合を滋悟郎じーさんが見てたらなんと言うだろう(笑

この手の話は他のスポーツ、特に格闘技の世界では珍しくないですね。
大相撲では横綱・大関陣が安易に立ち会いの変化で勝とうものなら間違いなく非難されるし、K-1のような格闘技イベントでKOを狙わずにポイント・判定狙いの試合運びを面白いと思える人はそう多くないでしょう。某日本人ファイターとかね(笑

勝負事にこういった”美学”を求めるのを否定する人も当然いるだろうし、場合によっては「なりふり構わず、どうしてもこの1勝が欲しい」ということもあるかもしれないけど、なるべく内容の伴う勝利を目指してほしい、また自分もそうありたいと願うのは私だけでない・・・と思いたいですね。


こういう感覚は格ゲーにも共通するものがあるように思えます。鉄拳でも昔は「○○はチキン」だとか「○○ばっかりやるのはつまらない」みたいなことがよく言われていて、実際それが元でトラブルになってしまうことも少なくなかったのですが、最近は良くも悪くもそういう話もほとんど聞かれなくなって(せいぜい死体蹴りくらい)、「勝ちにこだわるのは当たり前」「負けるやつが悪い」みたいなことが公然と言われるようになりました。
別にそれが悪いとは言いませんが、個人的には”勝ち”よりも”勝ち方”にこだわる人が減ってしまったのは、やはりちょっと寂しいような気もしますね。

鉄拳に限らず、他の格ゲープレイヤーさんは今回の柔道を見てどう思ったんだろう? やっぱり石井選手のスタイルを許容できる人は多いんだろうか。
もし柔道の世界にもTEKKENNBBSのようなところがあって、「タックルばかりでつまらん」とか「まともに組み合わずに指導ポイントだけで負けた」なんて愚痴を書き込んだら、「対応できないお前が悪い」「どんなスタイルだろうが自由だろ」「イヤならやめろ」みたいなレスが返ってくるんですかね(笑

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