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鉄拳白書

3D格闘ゲーム『鉄拳』に関して想うことをダラダラと書き綴るblog

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家庭用鉄拳6における段位分布

 鉄拳の段位の話になると、「獣段行けば初心者卒業だろ」とか「拳段までなら誰でも行ける」みたいな話がされることがよくあるかと思います。盛り上がるネタのひとつではあると思うんですが、中には「段位の真ん中が羅刹だからそこまで行って初めて中級者だ」みたいなことを言う方も稀にいたりするんですよね。均等に振り分けているわけではない鉄拳の段位システムにおいて、人数の分布も考慮せずにそんなことを言うのはいくらなんでも暴論だと思うんですが。
 そこで「全体の段位分布はどうなっているんだろう?」ということが気になったので、ちょっと調べてみることにしました。

 調査対象は家庭用(PS3)鉄拳6のランクマッチにおける段位。ランキングで表示される順位(5月29日時点)をもとに、各段位の人数を集計しました。
 ただこのランキングは5万人までしか表示されないので、とりあえず師範代までを対象にしています。四段以下の人ゴメン…。
 中には試合数が2桁前半といった明らかに一見さんと思われるプレイヤーも低い段位を中心にかなりの数いるんですが、すべて集計しています。というか除きようがないですし。
 アーケードの段位分布とどの程度違いがあるのかはわかりませんが(傾向としてはそう大きく違うということもないかと思いますが)、とりあえず今回は家庭用に限った話ということで。

 集計結果は以下の通り。

段位人数 累計  %
鉄拳神11 0.0026
鉄拳覇皇23 0.0079
鉄拳王14 0.010
龍王04 0.010
武神26 0.015
戦神17 0.018
鬼神310 0.026
雷神414 0.037
風神1125 0.065
拳聖1641 0.11
無双3172 0.19
紅蓮48120 0.31
夜叉109229 0.60
羅将111340 0.89
羅漢160500 1.3
羅刹266766 2.0
修羅4691235 3.2
滅拳7662001 5.2
魔拳8662867 7.5
狂拳1063393010
剛拳1775570515
飛龍2048775320
猛虎30341078728
餓狼35911437838
飛燕64322081055
免許皆伝78002861075
師範代958938199100

 こうして改めて人数を見てみると、高段位者の絶対数がかなり少ないように感じるんですがこんなもんなんでしょうか。風神以上がわずか25人ってのは、アーケードの感覚と比べるとちょっと少なすぎるような。ちなみにこれは全世界での人数なので日本国内に限ればもっと少なくなります。昇段条件がACと同じだとすると、やはりネット対戦では近段のマッチングが思うようにいってない面もあるかもしれませんね。もっと時間がたてば多少変わるかもしれませんが。

 どこまでが初級者でどこからが上級者かという線引きは難しいものがありますが、とりあえず師範代以降を単純に数で3分割すると、上は鉄拳神~餓狼、真ん中は餓狼~皆伝、下が皆伝・師範代ということになります。鉄拳王レベルの人と獣段の人を一緒くたにするのは激しい違和感があるものの、とりあえず餓狼あたりまで行けば確実に半分よりは上にいるわけだから、あまり卑屈にならずに自信を持っていいんじゃないかと思います。

 技術的なことはさておいて人数だけで言えば、10%を切る狂拳以降ならもう「上級者」といっても差し支えないような気がします。10人に1人と言えば、一般的なゲーセンならそれなりに強い部類に入るでしょうし。
 さらに1%を切る羅将ならば地域レベルでのトップレベルプレイヤーと言っても良いと思うし、0.5%以下の紅蓮以降ともなればもはや”選ばれし者”レベルで、受験で言えば東大合格よりも難しいかもしれません。

 今回はランキングの仕様上、四段以下は省かざるを得なかったのですが、当然ながら初段~四段の方も相当数いるのは確実なので、それも考慮すると人数的な中・上級者の基準はさらに下がることになります。


 こうなると「低段位者の数が多すぎて参考にならない」「分布がいびつになりすぎているのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが(私も最初そう思ってた)、実はそうでもないみたい。段位が下がるにつれて人数が爆発的に増えていくのは、ある種必然のようです。
 ためしに横軸に段位、縦軸に累計人数をプロットしてグラフ化したものがこちら。

bunp6
                      高 ← 段位 → 低

 これを見ると一目瞭然ですが、非常に綺麗な指数関数の形になっています。段位は連続的ではないので、正確には等比数列的と言うべきかもしれませんが。関数の定数(数列で言うところの公比)は約1.5―つまり段位が一つ下がると累計人数は約1.5倍になり、それが倍々ゲームのように続いていくことになります。
 もちろんスケールを小さくしても(たとえば拳段以上だけを拡大して見ても)ほぼ同じ形が見られます。段位のバランスとしてはおそらく開発側の思惑通りになっているのでしょうね。
 ちなみに縦軸に対数目盛をとってみたのが次のグラフ。

bunp2
                      高 ← 段位 → 低

 数値の安定する戦神以下はほぼ直線と見て良いのではないでしょうか。細かく見ると所々(特に紅蓮あたり)で微妙に傾きが変わってるような気もしますが、これはその近辺での昇段のしにくさを表していると言えるかもしれません。(傾きが大きいほど昇段しにくい)

 それにしてもここまで綺麗な指数関数の形になるとは正直思いませんでした。最初グラフを見たとき感動しちゃいましたもん。
 もちろんこうなるように段位システムを構築してあるんだと思いますが、上手く出来てるもんですねぇ。


 次は個別の段位に目を向けて、近接段位間(拳聖以下)での人数の比率を表したものがこちら。

bunp

 累計人数ではある程度一定にに推移するんですが、個別の段位間での比率は多少数値にばらつきがあります。これを有意な差と見るかどうかは微妙なところですが。
 この比率が高いほどその段位で”止まっている”人が多いということになると思います。

 この中で一番比率が高いのが夜叉ですね。人数にして紅蓮と2倍以上の差があります。それ以上の段位でも総じて高めなので、先の対数グラフで傾きが若干変わってるように見えたのもやはりこのあたりなのかも。
 それ以下の段位では修羅・剛拳・飛燕あたりが周りと比べて比較的高くなっています。これらの段位はいわゆる”段位の色”が変わった直後であるため、「目標を達成したから」とか「これ以上落ちたくない」という理由でそこで止めてしまう人が多いのかもしれませんね。特に修羅以上では昇段条件も厳しくなっていますし。



 私の場合は段位に関してはあんまり気にしないようにプレイしてるんですが(ランクマも最近はほとんどやらない)、段位というのもこれはこれで鉄拳の面白さのひとつなのは間違いありません。段位が上がれば誰だって嬉しいでしょうし、下がれば悔しさも倍増。段位にこだわる人がいるのもよくわかります。
 ただこうして見ると、多分私たちが思っている以上に段位が上がるってのはすごいことなんだと思います。段位が2つ上がるだけで順位は約半分になるわけですし。
 ともすると「自分でもここまで来れたんだから他の人も簡単に来れる」みたいな謙虚なのか自慢げなのかよくわからないことを(私も含め)思ってしまいがちですが、実際は「そこまで行けない人」のほうが圧倒的に多いわけですから、そういうのはある種一方的な上級者目線なのかもしれません。

 特に中・上級者の人は、自分より高い段位よりも低い段位の人のほうがはるかに多く、そしてその段位をを支えているのが、文字通り桁違いにたくさんいる低段位の人であるということを心の片隅にでも留めておいたほうがいいんじゃないかなと私は思います。そうすれば少なくとも「未だに○段以下の奴はセンスねーよ」とか「たかが○段の奴が調子に乗るなよ」みたいな暴言を吐く人も少なくなるんじゃないすかね。

この記事に対するコメント


ラグいやつを拒否れない段位戦は、全くやる気おきないです。
【2010/06/02 12:51】 URL | sm #- [ 編集]

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【2011/06/04 17:37】 | # [ 編集]


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